矯正症例88 上下顎前突 秋田市、潟上市、能代市、北秋田市、大館市|ブログ|患者さんに寄り添ったインプラント治療なら能代にあるよつじ歯科・インプラント矯正歯科クリニック

0185-55-0061 CONTACT TEL MENU
ブログ BLOG

矯正症例88 上下顎前突 秋田市、潟上市、能代市、北秋田市、大館市

初診時16歳3か月、診断名上下顎前突 抜歯部位:上下左右4番8番 TADを併用したマルチブラケット法による全顎歯列矯正 治療期間3年6か月、来院回数47回、 治療費総額968,000円(税込み)

矯正症例88 上下顎前突 秋田市、潟上市、能代市、北秋田市、大館市
矯正症例88 上下顎前突 秋田市、潟上市、能代市、北秋田市、大館市
矯正症例88 上下顎前突 秋田市、潟上市、能代市、北秋田市、大館市
矯正症例88 上下顎前突 秋田市、潟上市、能代市、北秋田市、大館市

初診時の口腔内写真の左側面は紛失してしまい、右側面を反転したものを使っています。

toothsizeratioを計測すると上顎の左右犬歯間の幅径が大きすぎたのでIPRを行いratioを適正な数値へ修正しました。この症例では装置をOPA-K使用しました。が、今は装置は全てMBTタイプを使用しています。その理由に関しては以前書いてありますが、また書きます。3の遠心移動を行った後に2~2を移動するならROTH,OPA-Kでも問題ありません。しかし3~3を一塊でりトラクションする場合どうしても前歯部のトルクが不足しがちになります。ですからトルクを増やしたブラケット処方が必要ととなります。

 世の中には矯正の分析法が沢山あります。分析から診断が一連の作業となって治療目標の設定は術者が行います。治療目標の設定は術者の経験と知識が入るので、術者によって違っても不思議はありません。ところで、不思議なことに、分析法が把握しきれないほど沢山あります。何故沢山の分析法があるか?

 それは分析され尽くしたからです。され尽くした結果沢山の分析法があります。ですから現在の矯正歯科ではハード(矯正装置)の改良と生体の反応の促進のみに開発の余地を残しています。

分析法は臨床家は使い慣れたものを使えば良いだけの話で、大切なのは治療目標をどこに設定するか?です。

 数ある分析法にはそれぞれに治療目標の設定も付いています。分析法から導かれた治療目標の設定は参考までにして、患者が良しとするところまで持っていくのが一番良いと思います。勿論その際は生物学的に無理のない範囲です。生物学的に無理の範囲とは歯槽骨から歯牙がはみ出さず、口腔周囲筋と舌が適応する範囲です。
 Hyo-Sang Parkと言う韓国の先生が書いてある「矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療」という本があります。その本の中で、治療目標に達したら患者の横顔を見て貰い、口元をさらに引っ込めるかどうするか尋ねるそうです。患者からOKがもらえたら臼歯を近心移動させ空隙を閉鎖させます。もっと前歯を引っ込めて欲しいと言われたら、更に引っ込めます。その本の中にある、ある症例では実際に治療開始前に設定した治療目標以上に口元を引っ込めている症例を載せてあります。
この本で自分の心の中にある治療目標の設定に関するもやもやが晴れました。
 私も患者に横顔を見てもらいどうするか決めてもらっています。




歯列矯正には以下のリスクを伴う場合があります。

1最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。

  1. 2歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  2. 3装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  3. 4治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  4. 5歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。ブラックトライアングルの出現があり得ます。
  5. 6ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  6. 7ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  7. 8治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  8. 9治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  9. 10様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  10. 11歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  11. 12矯正装置を誤飲する可能性があります。
  12. 13装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  13. 14装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  14. 15装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  15. 16あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  16. 17治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  17. 18矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ