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矯正治療でセカンドオピニオンを求めた方が良い場合 、秋田市、大館市、北秋田市、能代市

 

先回は、当院へ持ち込まれるセカンドオピニョンを求める相談は、口元が出たまま終わりと言われた、あるいは口元出たままで終わった。(治療結果がおかしくないか?)といったものが多いと書きました。


今回はセカンドオピニョンを求めた方が良い場合を書きます。

以下の4項目のどれか一つでも当てはまるものがあったら実行することをお勧めします。

①治療結果がおかしい(治療途中でおかしい)

②6か月経過しても変化を感じられない

③治療期間が異常に長い(小学2年から始めて高校卒業でも終わらないといったもの)

④マウスピース矯正を薦められた。

 

以下①~④について解説します。

   治療結果がおかしい(治療途中でおかしい)

歯列矯正をすると横顔が美しくなります。横顔が美しくならないものは矯正とは言いません。治療途中で出ていた口元が引っ込まない。治療前に出ていた口元が出たままで終わった。治療開始前より口元が出てチンパンジーみたいな口元になった。このような場合は他院へセカンドオピニョンを求めた方が良いです。が、結論を言うと、このような場合明らかにデタラメ矯正です。

   6か月経過しても変化を感じられない。

下顎の抜歯空隙速度は1か月0.5㎜前後です。上顎はその速度の約2倍です。これを目安に考えて下さい。歯の動きは個人差が大変大きなものですから遅い人がいます。治療が進んでいないのではないかと疑問に思ったら先生に訊いてみて下さい。少しは変化がある筈ですから説明してくれます。

全く変化を感じられない場合に、歯科医師に質問してもその返答に疑問を感じる場合は他院へセカンドオピニョンを求めた方が良いです。

   治療期間が異常に長い(例:小学2年から始めて高校卒業でも終わらないといったもの)

歯列矯正の治療期間は以下を参考にしてください。

 こどもの矯正 Ⅰ期、2期に分かれるもの 第一期6か月前後,第22年以内

 12~18歳 2年前後

20歳台  2~3年程

30歳台  3~4年程

40歳台  4~5年程

 

例えば、10歳台で開始して4年やっているといったものは歯科矯正学的にどこかおかしいと疑った方が良いです。ただし、治療期間が長びいた原因が患者にある場合は除外されます。例えば来院しない期間が長すぎた。ヘッドギア、顎間ゴムの使用をさぼった。等です。


治療期間が長引く原因が思い当たらず、長いと感じるなら他院へセカンドオピニョンを求めるべきです。

当院へは小学生の時から開始して6年やっている。小学生の時から開始して8年やっている。といった高校生が時々来院しますが、これは異常ですよ。長すぎますよ。そこの歯科医院は、治療期間を長くして調整料を徴収して儲けようと考えている、と疑われても無理はありません。

 

   マウスピース矯正を薦められた。

これは最近全国的に増えています。2020年頃よりsns,youtubeに於いてマウスピース矯正の宣伝を大量に目にします。安く、痛みが少なく、快適に歯列矯正可能と宣伝しています。が、そのような例は極めてごく一部です。自分がそのようになるとは限りません。Youtubeを調べてください。結果的にやり直しで治療費が高くついた例が出ています。痛みは少なかったけどおかしな仕上がりになった。快適とはいってもマウスピースで結果が思わしくないといった報告がyoutubeで観られます。

また、Youtubeでのマウスピース矯正の投稿を見ると、無理やり非抜歯拡大してあり、術後は後戻り必至な症例が沢山出ています。

 

マウスピース矯正で治せる症例は矯正希望患者全体の僅か5%ほどしかありません。

実際のところ、歯列矯正を全くやったことのない歯科医師がマウスピース矯正を薦めている場合があります。その場合、治療結果に不安を憶えます。何故なら、どうしてもうまくいかない場合は、表の装置に替えて仕上げる必要があるからです。

ですから、マウスピース矯正を希望する場合は複数の歯科医院に見解を求め、その上で決めて下さい。表の矯正ができない歯科医師がマウスピース矯正の適応症でない方に勧めている場合があります。

 

 

 

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