入れ歯でできること よつじ歯科医院 能代市 大館市 北秋田市 インプラント
先回では、入れ歯を作るとき、大切な事について書きました。今回は入れ歯に期待できることについて書きます。
入れ歯を入れている方は、見た目の改善のために入れている方は約6割です。咬むことに期待していない方が約半数です。
見た目の改善とは、前歯が無いと見た目が悪いですし、上顎前歯が全てなくなれば上唇がへこみ皴が寄り老人の顔貌になります。歯のないところに歯をいれて、上唇の張りを回復するためです。
この上唇の張りは歯科特有の審美的改善法で美容整形ではできない領域です。上唇の張りだけでなく奥歯も同様です。奥歯が多数無くなれば頬がへこみます。へこんで皴が寄ります。頬のへこみと皴の改善に義歯が役立ちます。
大手美容外科に歯科が併設になっているのはその為です。美容整形だけでは改善できない頬のへこみを改善するために入れ歯を入れます。更にもう一歩踏み込んだ入れ歯の使い方として、インプラントで入れ歯を固定します。そうすることで入れ歯を自分の歯の様に噛んで咬筋を発達させて弛んでいた頬に張りを回復し、そうすることで頬や口元の皴が浅くなります。
インプラントの歴史において、はじめての臨床応用は下顎の無歯顎患者に総入れ歯をインプラントで固定したものです。下顎の総入れ歯が動くし、痛くて噛めないということで、インプラントで総入れ歯を固定しました。当時はだれもその美容的効果に注目していませんでした。が、現在では美容的効果も大いに注目されています。当院でも男女を問わず、インプラントで義歯を固定した方から、『頬に張りが出た』『皴が浅くなった』『同窓会で自分が一番若かった』等喜びの声を聴くことができました。
参考文献 Carl EM Mish著『インプラント補綴』
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