インプラント治療を受ける前に知っておくべきこと。能代市 北秋田市 大館市 HAコーティングインプラント
当院ではインプラント治療を希望される方に以下の事を説明しています。
インプラントの種類は大きく分けて2種類あります。
インプラント体の表面が純チタン又はチタン合金製のものと純チタンの上にHA(ハイドロオキシアパタイト)をコートしたものです。
純チタン又はチタン合金製(以下略称チタン製インプラント)とHAcoatedインプラント(以下略称HAインプラント)の長期残存率が違います。
チタン製インプラントはどこの会社が作ったものでも10年残存率が上顎で95パーセント、下顎で98パーセントかだいたいそのぐらいあります。
ところがHAインプラントは上下顎混ぜて10年残存率が85パーセントほどです。HAインプラントに関しての調査発表が非常に少なく、歯科医師向けの解説本も非常に少ないものです。その少ない本にも10年残存率が7割~8割としているものがあります。私はこの数値はかなり良い数値(さばを読んでいる)で実際は7割以下だと思っています。他院でHAインプラントの治療を受けた方の、その後を見ていると、HAインプラントは上顎では3本埋入すると10年以内に1本は脱落し、下顎では4本埋入すると10年以内に1本はだめになると思っています。
私が驚いているのは以下の事実です。
チタン製インプラントとHAインプラントの10年残存率の違いを患者に説明しないでインプラント手術を行っている歯科医師が少なからず存在しています。
中にはインプラントの寿命は7,8年だと言ってインプラントを行っている歯科医がいます。
何故、臨床成績の劣るHAインプラントを特定の歯科医師が選択するか?それはHAインプラントが骨と結合するまでの期間が短いからです。上部構造装着までチタン製なら6か月必要なところをHAインプラントは4か月。チタン製なら3か月のところを2か月と短い期間で済むからです。
伝えるべき情報を伝えないでHAインプラントを勧める歯科医は基礎的事項の勉強不足か危ない考えの持ち主です。
患者さんも歯科医師任せにせず調べるべきです。
最新記事
- 矯正症例114 AngleⅡ級1類上顎前突、能代市、北秋田市、大館市、秋田市
- 上顎前歯部に骨が足りない反対咬合のインプラント、能代市、北秋田市、大館市
- 矯正症例113 AngleⅠ級叢生、能代市、北秋田市、大館市、秋田市
- 矯正症例112,AngleⅡ級1類、ハーフリンガル症例、舌側矯正、裏側矯正、能代市、北秋田市、秋田市、大館市
- 抜くべき歯を抜かないのは危険。インプラントの為の歯科医院選び、能代市、北秋田市、大館市、秋田市
カテゴリー
- 矯正症例(66)
- 矯正ブログ(20)
- 矯正(6)
- 歯列矯正のセカンドオピニオン症例(3)
- 矯正に役立つ話(8)
- デタラメ矯正(6)
- インプラント(40)
- インプラントのセカンドオピニオン症例(1)
- 審美歯科(15)
- 文献を読むシリーズ(1)
- 院長の戯言(8)
- 定期検診(4)
- 保険診療(3)
- ホワイトニング(4)
- 入れ歯(6)
- その他(3)
- レーザー(1)
- 虫歯治療(1)
- 未指定(39)