歯医者が教える定期検診に通う歯科医院選び1|ブログ|患者さんに寄り添った歯列矯正、インプラント治療なら能代にあるよつじ歯科医院

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歯医者が教える定期検診に通う歯科医院選び1

 歯科医院が皆さんに定期検診をお勧めするのは患者さんがご自身での歯のケアと並行させることで、歯周病と齲蝕の進行抑制と予防効果をより効果的にするからです。


 だからと言って歯科医院は安易に患者に定期検診を勧めてはいけません。勧められた患者も安易に定期検診を受けてはいけません。


定期検診の運営方針を適切に決められた歯科医院へ検診へ行かないと、悲劇が起こります。他院からいらした患者さんの中には「○○デンタルクリニックに何年も通ったのに虫歯が見つかった時は、虫歯がものすごく大きかった」「○○デンタルクリニックではなんでこんなに大きくなる前に見つけられなかったの?」このように質問してくる患者さんが時々います。


 他院での出来事を当院で説明を求められても当院としては説明できませんよね。その場合当院の運用方針、運用思想をお話ししています。

 中には電話でこんなこと訊いてくる人もいます。『おたくは定期検診をやっていますか?やっているならどのようにやっているかお話聞けないか?』歯科医院サイドも的確にこたえられないといけません。


 定期検診をどの様な運用思想で行うか、そのベースを解説します。(あくまで当院の運用方針です)これは患者さんにとって定期検診に通う歯科医院選びの参考になると思います。


 そのベースの一つは『穴の開いていないエナメル質齲蝕は治療しない』です。これは一昔前の常識とは違います。エナメル質齲蝕でも穴が開いているならば進行が進みますが、穴が開いていなければ歯磨剤のフッ素が齲蝕の予防と進行の抑制をしてくれます。フッ素配合の歯磨剤を使用した歯磨きで初期のエナメル質齲蝕の進行を抑えることが可能です。


ですので、臨床で確認できる初期う蝕であるチョーク状う蝕なら治療はしません。


隣接面う蝕、小窩裂溝う蝕、2次う蝕、根面う蝕も進行度合いで分類し対処法を決めています。、


それぞれで対処法が違ってきます。(これは別の投稿でお話しします)


 もう一つのベースは定期検診に関してのある論文です。


 定期検診は原則2~3か月に一度の来院をお勧めしています。この2~3か月というのは根拠があります。世界中の臨床家研究者の報告があり、2~3か月おきの検診が効果あると報告されていいます。代表的なのは有名なアクセルソンとリンデの論文(1981年)です。その論文では6年間にわたり調べた定期検診(リコール)の効果を報告しています。6年間で年に一度の来院の人は6年間で平均13個の虫歯がありました。原則2~3か月毎の来院で口腔衛生指導と処置で虫歯が平均0.3個と報告されています。

歯周病に関しても同様で6年の間に年1回の来院の人は歯周ポケットが平均1,4mm深くなっています。(本当は付着の損失ですがここではわかり易く歯周ポケットとします)2~3か月ごとの来院では歯周ポケットが0.3mm浅くなっています。

原則的かつ短期間の来院(2~3か月)で歯科衛生に養口腔衛生指導と処置により虫歯と付着の損失が原則ないのです。



 検診では歯周組織検査と虫歯のチェックをします。新たな虫歯がないか確認します。先回の検診で経過観察の必用があると診断された部位の現状も確認します。

 例えば、隣接面カリエスを例に挙げると、先回の検診で隣接面カリエスでD1D2だったものの進行が抑制されているか確認します。D1がD2へ進行したら、要注意です。もしD2だったものがⅮ3へ進行したら治療が必要です。D1D2がそのまま状態が停滞しているようなら次回でまた確認します。口腔内を肉眼で確認して、判断が難しければデンタルx線写真を撮影して確認をします。それでも判断が難しい場合は次回の検診へ回します。


隣接面カリエス、小窩裂溝カリエスは肉眼でその歯を見ると透明度が増せばカリエスがかなり進行しています。D3です。

根面カリエス、2次カリエスもチェックします。(このチェック法は別な機会にお話しします。)


 このようなカリエスチェックをした上で、口腔衛生指導と、処置をします。口腔衛生指導とは名称の通り、どの部位が磨けていないか確認したうえで歯磨きの指導をします。処置とは歯石の除去と磨き残しをフッ素入りのペーストとブラシで磨き落とします。


 


 


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