矯正症例65上顎前突、鋏状咬合|ブログ|患者さんに寄り添ったインプラント治療なら能代にあるよつじ歯科・インプラント矯正歯科クリニック

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矯正症例65上顎前突、鋏状咬合

初診時25歳 性別:女性  抜歯部位:上顎左右側4番、下顎左右側5番 治療期間:3年8か月 来院回数58回  治療費総額88万円 


かなり手間のかかる症例です。歯槽性の上顎前途左右の7番が鋏状咬合、下顎大臼歯が舌側傾斜して舌側転位もしています。deepbiteの上顎前突です。やることが多くて治療期間が長引きました。20歳半ばで開始して3年半かかりました。これも仕方がありません。わりと難しい症例です。

この症例のような患者は上顎前歯が主訴で来院します。臼歯の歯列不正に気付いていないので患者さんへの説明が大切です。
右上2番Bのアンギュレーションが少し強かったのと、右下6の近心に僅かに空隙が残ったのが少し心残りですが、あまり時間をかけるのも良くないのでこのあたりで終了です。充分合格点に達しています。
下顎の左右犬歯が薄くて2番に近いかたちをしていました。そこで左右の犬歯の2番との接触点を良好とすると切歯が唇側に傾斜します。でもこれでno problemです。と、いうかこのようにしかできません。


矯正症例65上顎前突、鋏状咬合
矯正症例65上顎前突、鋏状咬合

列矯正には以下のリスクを伴う場合があります。


歯列矯正をすることで虫歯、歯周病のリスクが高まります。歯根吸収、歯肉の裂開、歯肉の退縮、ブラックトライアングルの出現の可能性があります。
治療期間が予定より長引くことがあります。動的治療終了時の歯列は永久に保持されるものではなく、経年的に多少なりの変化があります。


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