保険の前歯をお勧めしない理由 前歯の被せ物を交換 能代市 北秋田市 大館市 ジルコニアクラウン
保険の白い歯の問題点についてお話しします。併せてジルコニアクラウンの良さについてお話しします。
前歯の4本は保険の白い歯です。保険の前歯はレジン前装冠というものです。レジン前装冠とは金属の被せ物の表に白いプラスチックをはめ込んだものです。保険の白い歯(レジン前装冠)の問題点がはっきりと表れている写真です。保険の白い歯の問題点をこの写真を例に説明します。
一つ目は、保険の白い歯は時間が経つと歯の形が変わってくるということです。写真では、歯ブラシですり減って形が、被せた当初よりだいぶ違ったものになっています。これは白い部分がプラスチックなので形が変わるのは避けられません。
二つ目は、保険の白い歯にはプラークが付きやすいということです。写真では前歯の被せ物の歯頚部が腫れています。前歯4本の内、左2本がそうです。プラスチックにはプラークが付きやすいので、それが原因で歯周病が悪化します。汚れも付きやすいです。写真を注意してみてください。プラスチックの歯茎に近い部分に茶色の着色が見えます。
三つ目は、保険の白い歯(レジン前装冠)はプラークが付きやすいので虫歯になり易いということです。幸いなことにこの患者さんでは虫歯にはなっていませんでした。
四つ目は、歯茎に薄くグレー色が見えることです。真ん中2本の内向かって左側の歯がそうです。金属の被せ物に白いプラスチックをはめているだけなので金属が反射してグレーが見えます。
ジルコニアクラウンが入りました。
上の写真は上部構造装着後1か月経過した写真です。天然歯、インプラントともにジルコニアクラウンが入りました。初診で来院した時の写真(一番上の写真)と比較してください。歯茎が腫れていません。歯茎のグレーもなくなりました。真ん中2本のうち、向かって右側にはインプラントが入っています。インプラントが入っている部分の歯茎の形もかなり自然に仕上がりました。
保険の白い歯をお勧めしない理由についてお話ししました。
保険の白い歯(レジン前装冠)は白い部分がプラスチックなのでプラークが付き易いのです。それが原因で、歯周病の原因になりかねない、虫歯になり易い。といった欠点があります。更にプラスチックであるから、形が変わる、色が変わる、壊れやすい。といったことがあります。金属部分も問題があります。金属の色が透けたり反射して歯茎にグレーが見えます。更に保険の金属は錆び易いので虫歯の原因になります。
保険の白い歯にはCAD/CAM冠というものもありますが、これは金属を使わず全てがプラスチックのものです。
割れやすい、外れやすいといった欠点が増えます。
以上より、保険の白い歯は安いだけが取り柄で、他に良いところが何もありません。体に悪いものと言えます。
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