インプラントトラブル アバットメント破折 秋田市 北秋田市 大館市 能代市
先月の中頃です。当院でインプラント治療をされた患者さんからインプラントがグラつくと連絡がありました。来院してもらい、診てみると確かにグラついていました。部位は左下6番で単独インプラントです。インプラントを埋入してから6年半経過してのトラブルです。
下の写真は上部構造を外したところです。歯茎が増殖していたので炭酸ガスレーザーで周辺歯肉を形成してあります。インプラント内にアバットメントの接合部分が残っているのが見えます。アバットメントがインプラントとの接合部分の上縁、つまりトップフランジ部分で折れていました。折れたので留めネジが緩み上部構造はグラついていたのです。ぐらつきながらもインプラントに辛うじて留まっていました。そのネジを外したところです。
一般的にチタン製のインプラントはトラブルが非常に少ないものです。
例にもれず、当院ではチタン製のインプラントを使用しており、そのトラブルも非常に少ないものです。当院でのアバットメント破折の頻度も非常に少なく、本数での%で表せば、0.001パーセント以下になります。患者さんはスポーツのN国体選手でした。かむ力が非常に強かったのが破折の原因だと推測されます。普通の方ならばこのようなことは先ずありえません。ご安心ください。
インプラント内に残った破折片が除去できないので、すぐにディーラーに連絡しました。ディーラーは本社へ連絡し撤去用のツールを手配してくれてくれました。
下の写真は上部構造に残っていたアバットメントの上部構造との接着部分と留めネジです。
下の写真はインプラントに残っていた破折片を撤去して、上部構造内に残ったアバットメントを並べたところです。写真の右端に円錐台の小さな金属片があります。それがインプラント内に残っていたアバットメントの一部です。
この後、アバットメントを新しく装着して、現在上部構造を再製作中です。定期検診に通院している患者さんなので、費用は格安となります。
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