2019.03.02 矯正症例52　上顎前突　他院のやり直し症例　インチキ矯正

• 矯正症例

　治療開始年齢26歳2か月 性別女性 診断 上顎前突 抜歯部位 上顎左右第二小臼歯 治療期間3年３か月 　来院回数47回　　　　　　　　治療費総額87万(税別）

使用装置KBTマルチブラケットシステム　後半にアンカースクリュー使用

以前ブログで、「インチキ,デタラメ矯正に注意」のタイトルで投稿した気の毒な患者さんの矯正が終わりました。他院での矯正治療を当院でやり直した症例です。https://www.yotsujishika.com/blog/post_68.html

上の写真が術前で下の段が術後です。

初診時の写真を見ると改めて前医のいい加減さ、不勉強がよくわかります。呆れてしまいます。他院の批判になるのであまり言いたくはないのですがくれぐれも秋田県北での歯列矯正をお考えの方は慎重になってください。問題の歯科医院は非常に人気のある歯科医院です。口コミで沢山の患者が受診しています。

　

　被害者達に聞き込み調査をして判明したことがあります。傾向として、件の歯科医院へ通院する方は歯科医院選びにネットを利用しない方が多いようです。ですから、ここで警告を発しても届かない可能性が高くなります。ですが、言わずにいられません。

　秋田県北にとんでもないインチキ、デタラメ矯正を行う歯科医院が存在します。注意してください。

　患者さんに聞いてみると「ネットで検索しても何を信じてよいのかわからない。」と、いう声も聞かれます。この言葉を参考に当院は被害者を増やさないように患者への情報提供を行っています。

　話が脱線してしまいました。

　装置はKBTマルチブラケットシステムを使用しました。

下顎は非抜歯ですが、先天性欠如でしょうか？3番がありませんでした。上顎は左右の4番を抜歯しました。

この症例もアンカーロスしたため、アンカースクリューを使用しました。

治療期間が3年かかってしまいましたが、治療開始年齢を考えるとまあこんなものでしょう。

術後は上顎前歯が若干トルク不足気味ですが細かな点を挙げるときりがありません。

治療結果は充分合格点に達しています。

列矯正には以下のリスクを伴う場合があります。

歯列矯正をすることで虫歯、歯周病のリスクが高まります。歯根吸収、歯肉の裂開、歯肉の退縮、ブラックトライアングルの出現の可能性があります。
治療期間が予定より長引くことがあります。動的治療終了時の歯列は永久に保持されるものではなく、経年的に多少なりの変化があります。