Biconインプラント、歯科医院選びはとても大切です。インプラント、能代市、北秋田市、大館市、秋田市
初診時67歳男性、インプラント総額¥770,000(税込み) 矯正治療費総額77万(税込み)治療期間1年(矯正とインプラントが終了するまで)
来院回数合計16回(インプラントと矯正)
隙間が気になるということで、欠損部にインプラント補綴を行い、隙間を歯列矯正で閉じました。
正面から見ると上顎の正中離開が目立ちます。
左側から見ると正面と違い歯の間に隙間が目立ちます。左下5番が移動して左下7番に接しています。左下は4番と5番の間に6番の歯冠幅径相当の空隙が空いています。
右側面を見ると下顎右側3番の遠心に3㎜程の空隙があります。上顎右側3番の近心に1㎜程の空隙があります。右下6番7番が欠損しています。
歯列矯正により下顎前歯部の空隙は閉じましたが、上顎は歯冠幅径が足りず閉じれませんでした。そこでダイレクトボンディングで幅径を増し、空隙を閉じました。
左側4番の遠心にバイコンインプラントによるインプラント補綴を行いました。補綴物はハイブリッドクラウンです。
右側の空隙も閉じているのが判ります。下顎右側は6番7番と2本欠損がありましたが、6番のみをバイコンインプラントによるインプラント補綴を行いました。補綴はハイブリッドクラウンを使用しました。
隙間が気になると言うことで隙間を閉じました。が、隙間ができた原因には下顎左右の欠損を長期間放置していたことが挙げられます。
欠損を放置することで歯に隙間ができる他にも様々な害があります。ですので歯を抜くことになったら、早めにインプラントで欠損を修復しましょう。
ところで、当院ではインプラントと歯列矯正を院長自らやりますのでこの症例は当院1医院で、歯科医師一人で治療が済みました。
この症例を他院で行った場合、インプラントと矯正を別の先生が行う場合があります。また、一つの歯科医院で済まず、2件の歯科医院へ通院しなければならない場合もあり得ます。
つまり、2人の歯科医が治療するか、2件の歯科医院で治療するかといった場合が考えられます。その場合治療費が確実に上がります。
また、歯列不正を削って補綴物で被せて終わりと言った、所謂セラミック矯正を行う歯科医も沢山存在します。これは歯にとても悪い方法です。が、平気で行う先生がいます。
歯科医院選びはとても重要です。
当院では40歳以上の方で歯列矯正を希望される方が増えています。シニアの矯正をするにあたあり心がけているのは主訴の改善を最優先し、どこか妥協する部分があるかもしれないということです。その理由を以下に挙げます。
①40歳以上になると歯牙欠損があり得る。
②補綴物が装着されている場合が多いということです。
③歯周病が悪化しているかもしれないということです。
④さらに加齢により、歯肉、歯槽骨、歯周靱帯を含む歯周組織の再生能力が劣っている.
このことに関してはまた別の機会にお話ししますね。
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