矯正症例109 AngleⅠ級上下顎前突、能代市、北秋田市、大館市、秋田市
初診時29歳女性、抜歯部位:上下顎左右4番、治療期間3年8か月、来院回数62回 、治療費総額1,238,000(税込み)
向かって左が初診時、右が動的治療終了時の正貌写真です。治療前後で唇の形が大きく変化したのが判ります。術後の方がはるかに良い形をしています。初診時は唇を閉じて上顎中切歯が見えています。術後は歯が見えません。また、術前では頤に緊張が見えますが術後は緊張がありません。
左が初診時、右が動的治療終了時の側貌写真です。術後は口元が引っ込みすっきりした横顔となっています。
斜め45度の前後比較の写真です。
笑顔も素敵な方です。
初診時の口腔内写真です。上顎中切歯の翼状捻転と下顎中切歯の叢生が目立ちます。
右上5番の近遠心に空隙が残りました。toothsizeratioはMean±S.D内に入るのですがこのようになることが稀にあります。この空隙は時間の経過とともに閉じる可能性が高いです。
歯列矯正には以下のリスクを伴う場合があります。
1最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 2歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 3装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 4治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 5歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。ブラックトライアングルの出現があり得ます。
- 6ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- 7ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 8治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 9治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 10様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 11歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 12矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 13装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 14装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 15装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 16あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 17治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 18矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
最新記事
- 矯正症例114 AngleⅡ級1類上顎前突、能代市、北秋田市、大館市、秋田市
- 上顎前歯部に骨が足りない反対咬合のインプラント、能代市、北秋田市、大館市
- 矯正症例113 AngleⅠ級叢生、能代市、北秋田市、大館市、秋田市
- 矯正症例112,AngleⅡ級1類、ハーフリンガル症例、舌側矯正、裏側矯正、能代市、北秋田市、秋田市、大館市
- 抜くべき歯を抜かないのは危険。インプラントの為の歯科医院選び、能代市、北秋田市、大館市、秋田市
カテゴリー
- 矯正症例(66)
- 矯正ブログ(20)
- 矯正(6)
- 歯列矯正のセカンドオピニオン症例(3)
- 矯正に役立つ話(8)
- デタラメ矯正(6)
- インプラント(40)
- インプラントのセカンドオピニオン症例(1)
- 審美歯科(15)
- 文献を読むシリーズ(1)
- 院長の戯言(8)
- 定期検診(4)
- 保険診療(3)
- ホワイトニング(4)
- 入れ歯(6)
- その他(3)
- レーザー(1)
- 虫歯治療(1)
- 未指定(39)