抜くべき歯を抜かないのは危険part2、インプラントの為の歯科医院選び、能代市、北秋田市、秋田市、大館市
以前書いたお話の続きです。抜歯の必要があるのに抜かない方針だと主張する歯科医師によってずっと放置され、上顎右側6,7番の周辺の骨が溶けてしまい、その結果上顎右側5番の寿命まで縮めた症例について書きましたが。その話の続きです。



結局右上5番も抜歯になってインプラントを埋入することになりました。


上顎6番のインプラント埋入はサイナスリフトを併用したのですが、シュナイダー膜が上顎洞底に強固に癒着していました。そのためシュナイダー膜の剥離に恐ろしく時間がかかり、しかも満足いく量の剥離ができませんでした。そこで当初の予定ではφ4.1mmx10mmのインプラントを埋入する筈でしたが。φ4.7mmx8mmのショートインプラントに変更しました。
シュナイダー膜が洞底骨に癒着していることは術前に予想していました。そこで剥離の量が不十分な倍を想定してワイドのショートインプラントも準備して埋入手術に臨みました。
この症例の様に抜くべき歯を抜かないで何年も放置すると歯槽骨が吸収するだけでなく上顎ならば上顎骨の吸収が進みます。更にそれだけでなくシュナイダー膜が洞底骨に癒着するので骨造成の際に粘膜の剥離が不十分に終わり骨造成の量が不十分となる危険性が上がります。
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