矯正症例120 Skeletal classⅢ叢生、下顎3本切歯症例、ハーフリンガル、舌側矯正、裏側矯正、能代市、大館市、北秋田市、秋田市|ブログ|患者さんに寄り添ったインプラント治療なら能代にあるよつじ歯科・インプラント矯正歯科クリニック

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矯正症例120 Skeletal classⅢ叢生、下顎3本切歯症例、ハーフリンガル、舌側矯正、裏側矯正、能代市、大館市、北秋田市、秋田市

初診時36歳女性、治療期間4年、抜歯部位:下顎右側2番、上顎左右側4番。治療費総額138万円(税込み)

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上の写真は初診時の物です。下顎左右の犬歯が上顎犬歯に対し一歯以上近心に位置しています。下顎左右の6番が上顎6番に対し2咬頭以上近心で咬合しています。更に下顎左側2番が先天性欠如でありながら、overjet、,overbiteともに+1mmであることから。先天性欠如歯が無ければかなり酷い反対咬合であったと想像されます。骨格性下顎前突の特徴として先に挙げたように下顎犬歯大臼歯の半咬頭以上の近心校咬合が挙げられますが、この症例も他の骨格性下顎前突症に散見されるように、上顎前歯の前傾が強いです。UItoSNが初診で110度を超えていると想定されます。

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上の写真は治療開始から2年8か月が経過したところです。上下左右の8番にも装置を装着し配列しています。下顎にはKBTマルチブラケットシステムを装着し、上顎はClippy-Lを装着しています。この症例に於いても下顎前突に関してはKBTマルチブラケットシステムが最適であると再確認できました。エッジワズブラケットだとここまで緊密な咬合は難しかったのではないかと思います。症例に応じて装置を使い分けるのが賢いやり方です。

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上の写真は動的治療終了時の口腔内写真です。上下左右の8番が残せたのは本当に幸運でした。当院では使える8番でしたら残しますが、8番を残すことで他の歯を並べられない、将来的に歯列に悪影響があると判断される場合は抜くように指示します。が、それでもどうしても抜きたくないという方がまれに存在します。その場合は8番を抜かない事でのトラブルに関して同意書にサインを頂いて終了することになります。
 

歯列矯正には以下のリスクを伴う場合があります。

1最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。

  1. 2歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  2. 3装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  3. 4治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  4. 5歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。ブラックトライアングルの出現があり得ます。
  5. 6ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  6. 7ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  7. 8治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  8. 9治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  9. 10様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  10. 11歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  11. 12矯正装置を誤飲する可能性があります。
  12. 13装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  13. 14装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  14. 15装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  15. 16あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  16. 17治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  17. 18矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

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