インプラントの難症例、サイナスリフトの難症例、能代市、北秋田市、大館市、秋田市、
前歯が抜けたので治して欲しいと患者さんが来院しました。下のパノラマx線写真は初診時のパノラマX線写真です。青い線で囲んである部分は保存できません。抜歯が必要になります。患者さんは重度歯周病であると自覚しており、定期的に別の歯科医院へ通院していましたがインプラントを希望し当院へ相談に来ました。

インプラントを希望していましたが歯並びが非常に悪く、並びを治したうえでインプラントを入れることになりました。
矯正を始める前の口腔内写真です。左下3番は保存不可能で抜歯となっています。
左上6番はある程度並べてから抜歯としました。抜歯の後はインプラントが入る予定としました。
右上6番もある程度並べてから抜歯してインプラントが入ります。
上の写真は下顎の咬合面観です。上顎左右6番を抜いてインプラントを入れても他の歯が全て動揺しているのでインプラントだけが噛んで自分の歯がうまく噛めないといった状況になると推測されます。そこで歯列矯正で歯を適正に並べ緊密な咬合を再現させる必要があります。
左上7番も、左下3番と同じく矯正開始前に抜歯しました。上顎左右6番はレベリングが済んで後抜歯することにしました。

歯列矯正を開始し4か月後のパノラマX線写真です。

上のパノラマX線写真は歯列矯正を開始し6か月経過したところです。叢生の除去が終了したので、インプラント植立予定部位の抜歯を終え2か月経過しています。インプラント埋入直前のパノラマX写真です。上顎のインプラント埋入後4.5か月、下顎では3.5か月で仮の上部構造が装着され、その後インプラントをアンカーにして上顎の右に偏位している正中を左に寄せ、上顎前歯の後方牽引を行う予定です。

当初の計画通り、抜歯後2か月経過の後右上6番相当部にインプラントが植立した直後のパノラマX線写真です。
穿孔部が確認できます。更に、シュナイダー膜が非常に薄いと確認できます。頬側の開窓部からシュナイダー膜を剥離をしたのですが歯槽頂部で穿孔し、穿孔部から遠巻きをしようと試みたのですが、上手く行かず穿孔部がより大きくなりました。そこでクレスタルアプローチに変更し歯槽頂から剥離をしました。なんとか穿孔部をふさげる程度まで剥離を進め、埋入予定部位の形成を終えこれから穿孔部を塞ごうとしているところです。
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