インプラントの望ましい本数 能代市 北秋田市 大館市 allon4
インプラントの望ましい本数
先日、上顎に大臼歯1本のみ残っている患者さんがインプラントを希望して来院しました。
CT画像で確認したところ上顎、下顎ともに顎が細く上顎は8本入れないと対応できない症例でした。患者に説明すると『そんなに入れないといけないの?』と言われました。でもね、この本数は経験から導かれた本数であり、他のベテラン先生に訊いても私と同じこと言いますよ。
そこで、調べてみたら、
公益社団法人日本口腔インプラント学会の公式HPに以下の記載がありました。
無歯顎の患者にインプラント治療を行う場合、望ましい本数は上下顎とも8本以上
この掲載が答えになります。
上の写真は「そんなにいれないといけないの?」と返答した患者さんの上顎3番相当部の矢状断です。上顎歯槽突起が針のように細くなっているのが解ります。ピンク色のインプラント像はφ3.5mmのインプラントで、これが一番細いサイズです。そのサイズを持ってしても細くて入りません。どうしてこのように細くなったか?それは、歯を抜いてから長い年数が経っているからであり、入れ歯を使用することで更に顎がやせたからです。
日本人は細くて高さの無い顎骨が多いので無理な場合が多いです。比較的顎骨の諸条件が良く本数を少なくできたとしても日本人の場合歯列弓の奥行きが浅いので奥に歯を再建する必要があります。どうしても6本以上が必要となります。
当院でも無歯顎、無歯顎に近い1,2本の残存歯の患者をインプラント治療する場合があります。
その場合ほとんどが8本以上必要となっています。
ALL-ON4のような4本で大臼歯までインプラント補綴を行う場合、白人の顎骨のような幅があり高さのある骨が必須条件です。
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