インプラントの成功とは?
他院で下顎にインプラントを入れていながら、当院へ通院している患者さんがいます。その方から『いんぷらんとは何年残れば成功ですか?』と質問されました。
初めて訊かれた質問です。インプラントに関し患者さんと当院の考えの差に驚きました。
質問をくれた患者さんには、『患者さんには下顎は10年で98%残ると説明しています。何年残れば成功といった説明はしていません』と答えました。そしてインプラントの成功について以下の説明をしました。
当院では、インプラント治療するときは患者さんには『これが最後のインプラントになるようにしましょう。残っている自分の歯を長く残しましょう。その為には、定期検診とご自分の口腔内のケアが必要不可欠です。』と説明しています。
インプラントは歯を残すための手段です。インプラント自体が目標ではありません。インプラントを入れることで自分の歯の寿命が延びることが成功です。歯を失うスピードが飛躍的に遅くなれば成功です。そしてほとんどが成功しています。
以上のように説明しました。
当院ではインプラントは歯科の治療体系の中の一つの分野と捉えています。歯科医院の雑多な業務の中のひとつです。矯正、補綴、審美歯科、インプラント、保険診療の中の一つです。中小零細企業ですから、経営もやらないといけません。
ですからインプラントに関しての考えはインプラントをやりたくてたまらない先生とは全く違います。他にもやることが沢山あるのです。
インプラントに対し少し離れた位置から見解を述べることにになります。
インプラントはあくまで手段であります。欠損補綴の一つの手段です。患者さんには欠損補綴の方法はインプラント以外の他の方法も含め複数説明します。その上で選んでもらいます。
ですから、患者さんにインプラントをしつこく勧めることはありません。
患者さんが入れ歯やブリッジを選択しても、私は面白くないというようなオーラを出すこともありません。(笑)
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